ニュージーランドの首都、ウェリントンから少し離れたところにある中学校
山に囲まれ自然豊かな場所にある学校。ウェリントンから少し離れただけなのに都会のイメージは全くなく、惜しむことなく目の前には大きな山が広がっています。校庭も広い!そんな環境の中にあるインターメディエイトの学校にYear7(7年生)・留学生として通い始め3か月ちょっと。Mokaは一体どんな様子なのか、学校は果たしてどんな様子なのか、事細かに時系列でご紹介。
豆情報:現在11歳、日本ではまだ6年生の娘。でもこちらでは一足先に中学生の気分。
ニュージーランドは入学時期が日本とは異なり、5歳になった時にプライマリースクール(日本で言えば小学校)が始まり、6年間のプライマリースクールを経て2年のインターメディエイト(中学校)後にハイスクール(高校)。Mokaは今このインターメディエイトにいます。※もちろんその他のプランもあります。
学校初日の前夜:
どこに行くにも一言返事で「行く!」と行事やアクティビティに参加するのが大好き。ジェットコースターも好きだし(関係ない?)学校に行きたくないと言ったことは小学校で一度も無いほど。でもそんな彼女が学校初日の前夜に初めて「明日行きたくないな・・」と。聞いたことがないその言葉に内心アタフタな母。国を越えての転校はさすがに大きなものなのだと心底実感。
3月初旬:少しの不安を抱えつつ、学校スタート
こちらに到着した2日後からすぐにスタート。すでに新学期は始まっていて、約1か月遅れの3月で入学。もともとは2月初旬に同級生と足並み合わせてのスタート予定でしたが準備が間に合わず。けれど結果としてこのスタートが一番良かったのかもと後々感じます。なぜならクラスメート達もその頃ちょうど学校生活に慣れ落ち着いた頃、異国から来た留学生に対しても余裕をもって接してくれてるように感じました。※ニュージーランドは2月初旬が新しい年度&学期の始まりです。
最初の3週間の通学:
その後の3週間は、新しい事だらけの毎日。初日は親の私も一緒に8時に学校に行きオリエンテーション。担任の先生や校長先生、インターナショナルオフィスの先生と顔合わせし事務所でユニホーム等を購入。早速着替えてなんだか照れくさい様子。クラス代表の生徒が学校施設を紹介してくれた後、前もって練習しておいた英語での自己紹介。そしてそのまま急遽ランチを用意し本人のみクラス入り。全く話すことはもちろん、聞き取りも出来ない中ですが、初日前夜の不安をよそにその後は嫌がることなく通い始めました。
ただこの期間一番私が心配していたのは、何よりもコロナ差別。アジア人が世界で差別を受けてるというニュースは事前に知っていたので現地の方が一体どのような気持ちでアジア人の私達を迎えようとしているのか、当時は恐怖すら抱いていたのを覚えています。けれど、学校の生徒たちはアジア人だからというよりも海外からの転校生で英語が話せないというところにもっと興味があったようです。※留学生はMokaのみ
幾つか怪しい件はありましたが、本人曰く、英語で言われても今はまだ解らないからもう気にしない!と。こんな時は親以上に子どもの強さを感じます。
クラスでは女の子を中心に一緒に行動をしてくれているようで、どんどんと馴染んで行くのを感じました。
約7週間のロックダウン(内2週間は学期間休み):
ニュージーランドにコロナ感染者が出始めてからの政府や学校の対応はびっくりする早さで迅速に、そしてタイムリーにどんどん動いて行きました。3者面談を終えたと思った矢先の午後にはロックダウンに入るとのことで、学校もクローズ。2日間の準備期間を経て完全にニュージーランドは閉鎖状態。でもこの2日間で見えた学校の対応は、この学校が好きになる第一歩になりました。食べ物が必要な家庭は学校に取りに来てくださいと準備していたり、紙ベースでの勉強を望む家庭の為に教材を用意していたりと、学校関係者の方が緊急対応に頑張っている姿を見ました。
そしてロックダウン中も家庭と学校が繋がっていられるよう情報をこまめに流したり学校の対応や考えを逐一お知らせし、励まし、そして本格的なオンラインプログラムでの勉強が始まってからもどんどん新しい勉強方法や教材を取り入れたり。自宅にWi-fiが無い生徒の為には手が出しやすいネット広告を教えたり。パソコンが無い家庭にも政府からの貸出が学校を通じて届けられ、うわべだけではない何か、日本で私が諦めてしまっていた何かを感じられたような気がしました。
オンラインで毎日朝のビデオミーティングに参加し、勉強もクラスメートと同じものを目にすることになるのですが、、正直大変でした!だって英語始まったばかりでしたから(笑)けれど、どんなプログラムでニュージーランドの現地の生徒達が学校の勉強をやっているのかを一緒にみれた事は親としてとても良かったと思います。一言でいうと日本の勉強方法とは全く違いました。※この辺りはまた何かの機会にまとめたいと思います。
そしてこの経験したことのない期間に必死にみんなと同じ勉強をと頑張った取り組みが、後に花開きます(≧▽≦)
ロックダウン明けの通学約4週間:
やはり人と人で直接触れ合って交流できる学校はいい!そんな事が感じられる日々。もちろん毎日がすべてハッピーではない時もありましたが、基本的に学校は楽しめているよう。
担任の先生からも「新しいことを学ぶ速さにとても驚いています。英語も1日ごとにどんどん良くなっています。」と。これはたまらなく嬉しい情報でした。親は学校の中をみることは出来ませんもんね!
そして本人の口からもチラホラと「なんかちょっと皆が言ってる事わかったんだけど♪」とか「今まで分からなかったけど、相当幼稚園児扱いされてたわ~💦」「明日は体育あるので、ユニホームを持ってくるようにって先生言ってたよ~」など出てくるように。
現在:
まさに今この時期、娘の英語力は目に見える形で一気に前進し始めたのを感じます。それも1日単位で!留学生活3か月ちょっと、ロックダウンの間にひっそりじっくり内に積み重ねた英語が実を付け始めた感。自分から話すこともし始めました。意思疎通が出来るようになると友達とのやり取りも増え、新しい友達とも一緒に遊ぶようになったようです☘学校のシステムにも大分慣れ、安定した毎日を送っています。
これからの変化にも乞うご期待(⋈◍>◡<◍)。✧♡!
(シリーズ化したい!)